カウチンセーター

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 このカウチンセーターは10年ほど前に購入したカナディアンセーターというメーカーのものです。名古屋の矢場町のロフトの近くにあるDallasというショップで一目見て気に入り買っちゃいました。当時はカウチンセーターというカテゴリーがあるのは知っていましたが、カナディアンセーターというブランドは全く知らなかったです。ただ、現物を手にとってみてその肉厚なウールのニット生地の重厚感と、薄っぺらいドメスティックブランドには到底あり得ない存在感に圧倒されてしまい、これは絶対手に入れておきたいという衝動を抑えきれなかったのを憶えています。なんというか、ただ純粋に酷寒の環境から身を守るという目的をアナログな素材で追及しぬいた機能美とそれゆえのシンプルで無駄のないデザインに深く感銘を受けてしまったわけです。

 で、実際に買ってみるとあまり着なかったんですよ(笑)。名古屋の冬はあまり寒くないのでこれを着て街を歩くとちょっと厚くなるぐらいです。それにウールだから当たり前なんだけど首回りと手首がチクチクしてあまり着心地がよくない。最初のうちは頑張って着ていましたが、年を経るごとに衣装ケースの奥深くに埋没していくことになってしまいました。(ハンガーにかけると伸びるので必ずたたんでケースにしまう)

 最近クローゼトを整理していたら久しぶりにこのセーターを見つけてちょっと来てみました。サイズは確か34か36だったと思います。

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 これを買った当時の私はガリヒョロでジャケットのサイズもSかSSサイズが多かったのですが。体重70キロ近い今の私にはもう小さくなっているかなと思ったら意外とピッタリでした。カナダのメーカーなだけあってかなり骨格の大きな人向けのパターンを使用しているようですね。(身長168センチ、体重69キロ)

 正直これをヤフオクに出そうか迷っています。かなり状態がいいので…。でもまだまだ着れそうでもったいない気もしていてどうしたものか…。幾らで買ったのか忘れましたが、今新品で買うと6~7万ぐらいするみたいですね。流行り廃り関係なく着れるものだからもう少し様子を見てみようかと思います。